アイコン 東福製粉/本決算/利益0

利益0の原因は、輸入小麦の政府売渡価格が昨年10月に約10%引き上げられたものの、本年4月には約14.8%価格が引き下げられたが、消費者の購買が減退して、価格上昇による売り上げ増はあるが、利益はなかったとしている。

東福/連結/ 百万円
 売上高
営業利益
経常利益
当期利益
08年9月期決算
4,045
129
108
76
09年9月期決算
4,250
35
2
0

 
対する地場の鳥越製粉の9ヶ月間の決算は、

鳥越/連結/ 百万円
 売上高
営業利益
経常利益
当期利益
08年12月第3四半期実績
17,508
2,332
2,361
1,311
09年12月第3四半期実績
17,944
1,873
1,918
1,136

外国産小麦粉の値下がりで売上高は落ちたが、プレミックス粉の販売拡大も生じ、売上高の確保と利益も微減にとどめている。
 
両社の違いは、規模も異なるが、強い商品を持つかどうかである。強い商品に特化すれば売上高は小さくなろうが、肝心の利益は強固に確保される。東福製粉に求められているのはこうした強い商品の開発であろう。
[ 2009年11月20日 ]
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