高田工業所(福銀の3羽カラス)/新日鉄頼り
環境悪で厳しくなってきたが、昔が嘘のようである。
連結/ 百万円
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売上高
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経常収益
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経常利益
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当期利益
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09年3月第2四半期
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25,448
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2,213
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2,145
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1,298
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10年3月第2四半期
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22,288
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1,238
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1,177
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630
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10年3月期通期予想
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42,500
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1,850
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1,700
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900
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同社の先の代表は、北九州商工会議所の会頭までしていたが、本業が景気の悪化から不振に陥り、産業活力再生特別措置法適用を申請、福岡銀行が貸付金を株式に転換(DES)して難を逃れたものの、高田賢一郎代表は首を福銀より切られ、会頭も辞任した。
その後鉄鋼業界が中国景気に沸き、日本も不動産ミニバブルに突入、同社の業績も一転した。時代というものは皮肉なものである。
当時日本乾溜工業もヤマウも一族が放逐されたことから思えば同社一族は持ちこたえた。新日鐵の力も作用したのであろう。その後北九州商工会議所の名前をあまり聞かなくなった。高田賢一郎氏の失脚は、北九州市及び北九州商工会議所にとって計り知れない損失であった。福銀のおぼしめすままに。
[ 2009年11月10日 ]
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