アイコン 三越伊勢丹H/伊勢丹神話も雲の中か

同社グループは地域分社化しようとしているが、福岡には100m圏内に岩田屋新館・岩田屋別館(Zサイド)・三越があり整理すればよいものを、そのままにしておくとは同社グループの全体的な見直しもこんなものであろう。現状低成長時代に即応した流通革命が起きているのであり、対応を誤るべきではなかろう。

連結/ 百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月第2四半期
705,436
11,221
19,236
12,198
10年3月第2四半期
617,105
-425
6,867
4,159
10年3月通期予想
1,300,000
2,000
15,000
20,000

 営業利益段階での赤字が経常段階で黒字になるのは、ヤマダ電機のように販売見返り金が営業外利益に計上されるためであろう。しかしこれまでもそうであったことから、営業利益の低さが現状の三越伊勢丹Hの現状を示している。
 
<伊勢丹単独時代の伊勢丹業績推移>
連結/百万円
04年3月
05年3月
06年3月
07年3月
08年3月
売上高
614,810
628,996
760,038
781,798
785,839
経常利益
16,157
21,907
30,925
33,416
33,685
当期純利益又は
3,093
12,619
18,710
18,291
13,760
こうしてみると、伊勢丹は不動産ミニバブルに乗じた売上高と利益であったとも見える。生き残りのためには早期に不採算店を閉鎖すべきであり、これまでにも色々手は打って
きたはずである。巨艦は小回りが効かぬか。
[ 2009年11月11日 ]
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