不二サッシ/不況直撃/文化シャッター
不二サッシは、平成18年3月産活法でテコ入れしてもらったが、アルミサッシ業界はトステムの1人勝ちで構造的な問題を抱えており元の木阿弥に終わった。
そうしたことから本年3月財務内容の良い文化シャッターと包括的な提携を行い、文化シャッターが現在30.1%の株を所有し、実質親会社になっている。
ところが、肝心の文化シャッターの業績が沈没してしまっている。
不二サッシ 連結/ 百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月第2四半期実績 | 51,314 | -1,754 | -2,082 | -2,682 |
10年3月第2四半期実績 | 36,123 | -2,058 | -2,359 | -2,563 |
不二サッシの09年9月中間期の自己資本は、39億76百万円、5.6%とまで下落。
文化シャッター 連結/ 百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月第2四半期実績 | 53,730 | -219 | -40 | -1,108 |
10年3月第2四半期実績 | 44,173 | -2,791 | -3,511 | -3,933 |
文化シャッターの09年9月中間期の自己資本は、350億90百万円、43.3%。
サッシ業界は、国に対して構造不況業種申請するしか救いようがないが、このままでは商売上手なトステムとYKKしか生き残れない。利益を出し続けているのはトステムだけであり、これまでの責任上トステムがYKKを除き全メーカー引き取るしかなかろう。既に新日軽は引き取ったが・・・・。
[ 2009年11月13日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/