タマホームのライバル「ナック」/レオハウスほか
同社はタマホームのフランチャイズとして、北九州・南九州・四国をエリアとしていたが面白くなく、タマホームと袂を分かち、レオハウスを展開中である。
連結/ 百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月中間期前回予想 | 23,400 | 330 | 340 | -180 |
10年3月中間期今回予想 | 23,530 | 430 | 420 | 50 |
利益修正の要因は、クリスタルクララの宅配水事業が予想外に広告宣伝費当の出費があったとし、肝心のレオハウスは経費節減で赤字幅が縮小したためとしている。そういえば忍者の宣伝を余り見かけなくなった。タマちゃんのキムタクも同様。建築不況の影響を受けているのであろう。
同社の最大の収益事業はダスキンの代理店事業である。この事業は確固たる収益構造が成立しているが、その事業に宅配水事業を乗っけた。同社は元々アクアクララの代理店であったが、アクア社が破綻した時、アクア社を買収しようとしたものの、アクア社の株主兼大口債権者の三井物産が意に反しカマタ(=レモンガス)に売却した。そのため同社は独自にクリスタルクララを立ち上げ、直営とFC事業の2本立ての展開をしている。ここでも顧客の経費節減の影響は出ているものと思われる。
前期のレオハウスの売上高は262億29百万円(前期比15.5%増)、営業損失6億61百万円(前期営業損失13億17百万円)、期末店舗数は33店舗。まだ新規出店や広告宣伝費により利益が食われている段階であり、タマホームのように至らないことをしない限り、売上高が損益分岐点から超えたら大きく利益を計上してくるものと思われる。しかし現在は住宅不況下にあり耐えるときでもある。
アクアクララ×クリスタルクララ/タマホーム ×レオハウス・・ナックは2つの戦争をしている。
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