アイコン シノケン/金融機関の融資姿勢に苦慮

同社は、一般投資家やサラリーマンに対して、同社が提供する小規模から中規模の不動産に対して投資事業を提案しているが、投資家からの不動産への資金流入の減少や金融機関の融資姿勢の厳格化は依然として厳しく苦戦している。

また同社は、開発した中規模の賃貸マンションは、購入予定先がズッコケ手持ちしている分があるが、時世がら損きり処分している分もある。まだ、抱え込んでいる不動産を有しており、こうした不動産の処分が優先されるものの、損切り処分も財務内容から限度がある。物件に入居させて利回りが効くようになれば購入先も現れようが、不景気で入居者の動きも止まっている。
同社の自己資本は、7億41百万円、同率5.7%、借入金は98億45百万円。対する資産は販売用不動産や不動産事業支出金55億43百万円、営業貸付金が21億59百万円などとなっている。

連結/ 百万円
 売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期第2四半期
7,541
-297
-458
-272
10年3月期第2四半期
9,030
-432
-862
-890
10年3月通期予想
20,000
600
10
-170

 同社の不動産賃貸管理事業は、賃貸住宅入居者に対するサービスの強化策や入居促進策が功を奏し、売上高は12億43百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は1億89百万円(前年同期比51.1%増)となっている。
 汗を流し頑張っている社長だけに頑張ってもらいたいものである。
[ 2009年11月16日 ]
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