アイコン 三洋電機/太陽電池/貝塚市「二色の浜工場」の規模を倍増

松下電器に白旗揚げた三洋電機であるが、同社の今での強みは太陽電池と電池である。
三洋電機は、世界的に需要の伸びが期待される太陽電池について、大阪・貝塚市の工場での生産ラインの増設や新工場の建設などによって6年後には生産能力を現在の4倍以上に増強、太陽電池の生産量で世界の3位以内を目指す計画である。

三洋電機は、大阪・貝塚市にある「二色の浜工場」で新たな生産ラインの増設を進めており、来年度中には太陽電池の生産能力を現在の2倍近い60万キロワット規模に拡大する。国内で太陽電池を設置する際の補助制度などが充実し、普及が進むことや、金融危機の後、冷え込んでいた海外の需要も回復の兆しが出てきており、世界的に着実に需要の拡大が期待できるとして、新しい工場を設けることなどで、6年後には生産量を現在の4倍以上の150万キロワット、一般家庭向け約50万戸分に相当する規模に増強する方針を明らかにし た。
 新しい工場の場所などは、今後検討するとしていますが技術の流出を防ぐためにも国内に設ける案が有力。
 三洋電機は、3年前は、太陽電池の生産量で世界5位であったが、欧米や中国などのメーカーが急速に台頭したことから、去年は11位まで落ち、生産体制の増強で世界3位以内に入ることを予定している。
 太陽電池を巡っては、国内最大手の「シャープ」が堺やイタリアで生産拡大に向け準備中、「京セラ」も生産体制の増強を進めている。

 環境関連は大きな波となっていよいよ動き出す。何故か、リサイクルは金ばかりかかり見向きもされなくなった・・・これでいいのか日本。

<中国太陽電池最大手、米アリゾナ州に初の工場建設>
 中国の太陽電池最大手、尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)は、米アリゾナ州フェニックス市で太陽光発電製品の工場を建設する方針を明らかにした。米国に工場を建設するのは初めて。今後数週間以内に具体的な建設地を決定する見通しである。
 中国はスケールが違う。尚徳太陽能電力はアメリカで生産することにより、販売物流経費の軽減、最近取り沙汰されている貿易不均衡問題回避、アメリカの最新技術導入もはかられるなど多くのメリットが生じる。多分中国で多くの部材を作り、アメリカで完成させるアッセンブリー的な工場が想像される。当然販売先は米国・カナダが対象となろう。

 

[ 2009年11月18日 ]
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