アイコン 西武ガスリビング/九州整備局よりマンション管理の監督処分受ける

西部ガスリビングが管理組合との間で管理委託契約を締結し、マンションの管理に関する事務を行う中で、西部ガスリビングの元社員が、架空の工事を偽装、管理組合の財産を不正に引き出し着服したことにより、管理組合に損害を与えたため、九州整備局は、マンション管理の適正化の推進に関する法律第81条第1号に基づき指示処分を次のとおり行った。

処分内容は次の通り
(1)今回の違反行為の再発を防ぐため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講ずること。
①今回の違反行為の内容及びこれに対する処分内容等について、役員及びマンション管理業の従事者全てに速やかに周知徹底すること。
②法の規定の遵守を社内で徹底するとともに、社内研修・教育の計画を作成し、社員に対し継続的にこれを実施すること。
③日常の業務運営に関しての調査・点検を行うとともに、社内の業務管理体制の整備に努めること。
④管理員業務・フロント業務・会計業務従事者について、今回の事案を踏まえた業務従事状況の調査・点検を実施するとともに、再発防止にむけた取り組みとして再発防止策の策定、社内教育等を継続的に実施すること。

(2)前項各号について講じた措置(前項に係る措置以外に講じた措置がある場合はこれを含む)を1月以内に文書を持って報告するとともに、その後。1年間半年毎に当該措置の実施状況を報告すること。
となっている。

 西部ガスリビングは、ジェントルマンでマンション管理業務も通っているが、社員の個別管理までは至らなかったようだ。信用を背景に特に営業もせず、多くのマンションの管理業務に携わっている。丸美やインベスト等のマンション管理問題から、管理組合はジェントルマンの西部ガスに依頼した組合も多いと聞くが、上司は顧客と直接対応する担当者の特に私生活にも注意しておく必要があろう。
 以前は、三洋信販の顧客リスト120万人分が漏出して大問題になったが、そうしたチェックリストも今はなく、担当者間のコミュニケーションが一番大事であろう。
処分を受けた日は11月9日である。

 

[ 2009年11月18日 ]
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