アイコン 偽装/ファミリーマートに対して措置命令

昨今の偽装事件の大半はタレ込みにより発覚しているという。偽装もタレ込みも世知辛い世の中である。
今回の偽装事件は、天下のファミリーマートの「おにぎり」で行われていた。

納入業者が勝手に行ったと思われるが、それを承知でチェックするのが、ファミリーマートの看板を背負っている社員である。今の日本では性善説はとっくの昔に損なわれており、同社にとってもチェック機能が全く働いていない証拠である。
偽装などいかがわしいことをしていたら、製造元の正義感の強い社員がタレ込み、辞めさせられた社員がタレ込み、納入業者がタレ込み、納入を断られた業者がタレ込む、偽装は命取りになる時代である。
先の偽装事件で中国産食品の全部を嫌う日本人だが、ファミリーマートでも偽装する時代でもある。


違反事実の概要
おにぎりの名称「カリーチキン南蛮」
販売期間は平成21年6月11日ころから同月16日ころまで
内容
事実:当該おにぎりの原材料にブラジル連邦共和国で肥育された鶏の肉を用いていた。
偽装:「国産鶏肉使用」と袋に印刷記載することにより、あたかも、当該おにぎりの原材料に我が国で肥育された鶏の肉を用いているかのように示す表示をしていた。
違反事件:景品表示法第4条第1項第1号(優良誤認)

ファミリーマートに対する措置命令の概要
ア、 偽装表示は、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものである旨を公示すること。
イ、 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
ウ、今後、同様の表示を行わないこと。

 

[ 2009年11月11日 ]
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