タマホームもびっくり/飯田産業中間決算
不況により建築着工件数が落ち込むなか、埋没しそうなタマホームであるが、分譲住宅の飯田産業は、景気にも左右されず、売上高・利益とも伸ばしている。
旧飯田グループの中核、一建設も上場と景気が良い。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年4月期第②四半期 | 49,541 | 1,023 | 547 | 102 |
10年4月期第②四半期 | 52,734 | 4,852 | 4,602 | 2,688 |
タマホームは、以前から提案しているように、同郷のアパンマンと組み、土地の提案型注文住宅事業を展開すれば、アパマンのネットワークが最大限利用でき、また土地についてもネットワークグループと利益も分かち合え、顧客ニーズも拡大する。
ゼネコン等が開発した売れ残り団地を大掛かりに購入するから資金が固定化し、また売れない所ではタマホームであっても売れない。タマホーム村には誰も住もうとは思わないだろう。価格的魅力は同業他社も同価格帯でいくらでも売っており以前ほどない。
25坪前後の企画でバリエーションある格好いい住宅を企画し、壁色一つ変えれば売れる。
アパマンも青息吐息である。相互利益になる提案だが・・・。
タマホームの現在の状態はいい勉強である。
以前から指摘しているように一定の売上高になったら、高額使用の広告費用とバランスも取れ、それ以上売ったら累進的に利益が増加していくと。それに対して、調子に乗りみのもんた氏を起用し、超高額のキムタクまで使った。一方事業も創業の精神を逸脱し、不動産投資事業まで行うとはアパマンの大村氏と全く同じである。企業の図体に合わせて純粋な自己資本を構築するのも経営者の社会的責任である。タマホームには特殊部隊もおり今後そうした動きになろうが。
[ 2009年12月15日 ]
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