アイコン 三菱重工/インドから超臨界圧ボイラー・タービン各2基を受注

ジェイプラカッシュ電力会社向け L&Tと共同で
 三菱重工業は、インドのジェイプラカッシュ電力会社(Jaiprakash Power Ventures Limited:JPVL)向け超臨界圧※石炭焚きボイラー(耐圧部)と蒸気タービン発電機一式各2基を受注した。

経済成長に伴う地域の電力不足解消のため、JPVLがマディヤプラディッシュ州ニグリ(Nigrie)に建設する出力各66万kWの超臨界圧石炭焚き火力発電所1、2号機に納入するもので、納期は2011年度の予定。
 超臨界圧火力発電は高温・高圧の蒸気を用いることにより、エネルギー効率が高く、二酸化炭素(CO2)の排出が少ないなど、環境負荷が低いのが特徴。ボイラー、タービンなどの設備・機器は、高い耐熱・耐圧性能が必要で、設計・製作には高い技術が要求される。当社は独自の技術開発により、国内外で豊富な納入実績を持つ。
 インドは1990年代以降の経済自由化政策が奏功し、2005年度から07年度まで3年連続で9%台の経済成長を達成、2008年度も世界的な経済危機にもかかわらず6.7%の成長を維持するなど好調な経済が続いている。そのため、深刻化する電力の需給ギャップ克服に向け、大型の石炭火力発電所の建設が各地で進められている。
 

[ 2010年1月18日 ]
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