きょくとう 第3四半期発表/来期以降建築基準法違反が経営に圧し掛かる
同社は、以前掲載したとおり、朝日新聞社のスクープで、同社クリーニング店が、住宅地や都心部で使用を禁止されている石油類の溶剤を使用していたことが発覚。今期まではその影響は軽微であろうが、来期以降大きな問題になる可能性が高い。
同社クリーニング店の特色は安い・早いの2つ。どちらかが崩れても大きな問題となる。石油類溶剤でなければ、安く提供することは不可能であり、クリーニングしている店舗で水質系溶剤を使用することになると、溶剤もクリーニング機械代も大幅コスト高になるうえ、店舗面積も機械が大きく、スペースを広げる必要が生じてくる。また郊外の工場で石油類溶剤を使用して一括クリーニングすれば、回収・配達コストが嵩み、時間も遅くなる。
都会では同社のビジネスモデルが大きく崩れることになる。
非連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年2月期第③四半期 | 6,103 | 426 | 474 | 237 |
10年2月期第③四半期 | 5,847 | 499 | 553 | 251 |
[ 2010年1月 7日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/