アイコン 日航解体劇始まる/シーホークはヒルトンへ

8,000億円とも言われる債務超過が露呈し、官製主導で会社更生法を申請予定の日航である。その官製企業ファンドの「企業再生支援機構」の再生計画案の骨子は次の通り

① 2012年の3年間でグループ人員を15,700人削減、現行社員の3割に該当。
② ホテル・旅行業からの撤退、グループ企業110社を57社に減社
③ 不採算のジャンボ機全37機を2015年3月までに退役させ、中・小型機へ変える
④ 債権放棄・カットは、総額7,300億円、機構が3,000億円増資引き受け
⑤ 100%減資
⑥ マイレージ・商取引債権・リース債権は保護
⑦ 企業年金は日航の削減策を経て存続
⑧ 2011年度に黒字化、7月に更生計画案提出、8月に更生案認可
⑨ 国際線は93から79に、国内線は131から119にする
⑩ 2011年度には、497億円の黒字計画、12年度には1,157億円の黒字へ
となっている。

日航

福岡には、博多駅前に福岡では最高クラスの日航ホテルと、日航ホテルが運営しているシーホークホテル(元ダイエー所有、福岡ドームの隣)があるが、早速シーホークホテルは、外資のヒルトンホテルが経営することに決定した。
シーホークホテルを含むホークスタウンは、ダイエーから米ハゲタカのコロニーに売却され、シンガポール政府投資公社「GICリアルエステート」に再売却されている。現在のシーホークの所有者はGICリアルエステートであり、同社は、日航危しに2月で日航ホテルズとの運営契約の更新時期が来ることから更新せず、同社は6月からヒルトンホテルがシーホークを経営することを明らかにした。
 

[ 2010年1月15日 ]
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