日立ツール/世界の大工さんが不況/米住宅状況付
サブプライムローン問題は、低所得者層に高利の住宅ローンを貸し付け、住宅を乱造した挙句ローンがデフォルト状態に、アメリカハゲタカファンドが仕掛けた問題である。そのため、年間200万棟あった住宅着工件数は、12月年換算55万7千戸まで落ちている。
米の中古住宅の販売は、回復基調にあったが、12月は11月の654万戸から545万戸(年換算数値、欧米は中古販売が多い)まで急落している。米経済の回復が(当然)遅れており、問題のなかった住宅プライムローンの焦げ付きも多発しだしており懸念されるところである。米住宅業界は、ここ何年か回復の兆しは見えそうにない。
不況は米に限らず、欧州も然りであり、同社の工具の販路が国内外ともショボンでいることから、売上高が半減しているものである。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月期第③四半期 | 17,088 | 3,337 | 3,408 | 2,079 |
10年3月期第③四半期 | 9,837 | 653 | 576 | 365 |
10年3月期予想 | 12,840 | 850 | 540 | 320 |
[ 2010年1月28日 ]
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