アイコン ドバイ・ワールド/支払えません・返済はいつになるか分かりませんが・三菱東京UFJ

8日フィナンシャル・タイムズ紙は、ドバイ首長国の政府系持株会社「ドバイ・ワールド」が220億ドルの債務返済繰延案を債権者グループに今週初めて提示する見通しと報じている。債権銀行の諮問委員会メンバーにはロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、スタンダード・チャータード、アラブ首長国連邦(UAE)、三菱東京UFJ銀行などが含まれているという。
 

世の中、経済も気候も異常すぎて、ドバイでも大雨が降り、予期せぬ雨に施設建物が崩壊、死者まで出ている。また世界最大級の水族館も水漏れ事件が発生、ブルジュ・ハリーファのエレベータも止まったままである。予期せぬことのついでに、ドバイの埋立地に巨大津波でも押し寄せたら、即壊滅状態は目に見えている。
不動産をバブル化させることで成立していたドバイ経済も、リーマンショックの巨大津波に不動産価格が5割も6割も下落して打つ手なし、今では抜け目のない拝金主義者の中国人が買い叩き、ドバイの不動産を買い占めている。
 前回のドバイショックでは、同じ首長国連邦で石油が取れるアブダビから緊急融資を受け、一時的にドバイショックは和らいだが、根本問題に何ら変わりはなく、今だ地価は下落し続けている。
こうしたなか、ドバイ・ワールドが邦貨換算約2兆円の返済不能による繰延提案が示されることになった。ドバイ・ギリシャ・スペイン・ポルトガル・東欧など問題だらけで、どこで火を吹くか分からなくなってきている。大穴は中国か。
 

ドバイ
[ 2010年3月 9日 ]
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