アイコン お母さんの経済勉強/各国の財政赤字

現在、エーゲ海のギリシャでは、財政赤字で国家財政が破綻寸前になっています。そのことで、ユーロが円に対して安くなっており、海外旅行はお安く行けるようになっています。日本では輸入品のルイ・ヴィトンのバックも安く買えそうですが、ルイ・ヴィトンJAPAN社の儲けで値札は安くなっていません。

財政赤字は次表の通りGDP(国内総生産高)比の債務残高比率は日本がダントツです。本来なら、デフォルト=破綻しているはずですが、ちゃんと生きています。それは、国民の財産から借金しているのであり、対外国からの債務は少しばかり、逆に対外債権はアメリカの国債を一杯買い込んでおり一杯あります。そのため日本経済そのものは破綻しません。今のところ。しかし、欧米の英国・ギリシャ・アイルランド・米国・ポルトガル・スペインなどは、対外債権は少しばかりで、対外債務が山のようにあり、外国から繋ぎ融資を受けないとやっていけない状態となっています。

米国も、日本や中国が、膨大な米国債を手持ちせず、世界の市場で売却したら、世界経済がいっぺんに破綻するほどの危機的状況にあります。それでも威張っているのがアメリカです。
破綻状態に陥るとIMF(国際通貨基金)が入り、どう立て直すのか財政立直策をIMFが了承するまで立てさせ、世界銀行が立ち直るまで融資します。しかしすごい制約を迫られます。今ギリシャでは国家財政の立直しの為、公務員のリストラや給与減など図られています。そのため労働者がゼネストをして抵抗しているほどです。1997年の韓国の金融通貨危機の時にもIMFが入りました。早期に立ち直らせるため国民が自主的に手持ちの宝飾品を国に提供して立直りを少しだけ早めたりしました。
JC-NETトップページの右に借金時計があります、ご参照ください。
 

[ 2010年3月20日 ]
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