アイコン リチウムイオン蓄電池が住宅へ・国内初太陽光発電併設戸建住宅への導入

伊藤忠は静岡ガスと共同で、国内で初めてリチウムイオン蓄電池システムを燃料電池・太陽光発電システム併設の戸建住宅へ導入し、エネルギーの「地産地消」モデルを構築する。対象となる戸建住宅は、静岡県三島市の低炭素型タウン(分譲地)「エコライフスクエア三島きよずみ」22棟のうちの2棟。2010年4月に区画造成工事、同8月に住宅建設、2011年3月に入居の開始を予定している。 

また、本事業は、環境省が募集した「チャレンジ25地域づくり事業」にも採択され、国のモデル事業として、三島市が掲げる環境先進都市計画の実現に貢献する。
本蓄電池システムには、同実証プロジェクト用に開発した蓄電池のリモート監視機能も付与する。伊藤忠は、車載用リチウムイオン電池の2次利用ビジネスモデルの構築を進めているが、伊藤忠都市開発が開発・販売する「クレヴィア二子玉川(世田谷区)」の分譲マンションへの蓄電池システムの導入を進める。
伊藤忠商事では、蓄電池の情報をリモート監視し、収集・解析したデータを基に、今後、コンビニ、ガソリンスタンド、マンション、戸建住宅へと、大規模に2次利用展開する際の蓄電池システムの最適化を図るとしている。
 太陽光発電装置で発電した電気をリチウムイオン蓄電池に蓄電するという自家製発電分野は世界で今後急速に発展していくものと思われる。
 

[ 2010年4月13日 ]
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