アイコン ミツバチ盗難相次ぐ

ハウス栽培の農家用にも世界から輸入されているミツバチであるが、一昨年はミツバチが原因不明で消える(病気)という事件が生じ、世界的にミツバチ不足に陥っている。今年も輸入予定先の豪州ミツバチが病気に感染した事例が報告され、輸入禁止になるなど、ミツバチが以前に比べ2~3倍に高騰しているという。そうした高騰からミツバチの盗難事件が最近頻発している。

ハウス栽培農家は受粉のため養蜂業者から借り受けたりしており受粉の時期も限られ非常に困っている。1箱2万匹(3万円相当)が入っており、養蜂業者は通常野外に数箱から何十箱も設置していることから、防止しようがないと盗難に遭った養蜂業者は嘆いているという。神戸新聞社記事参照。

鉄や銅が上がれば、堤防の潮止め矢板や側溝蓋などが盗難に遭い、電線までも被害あった。リーマンショックでスクラップ価格は下がったが、再度上昇しており、またいろいろなところで盗難が始まろう。ミツバチにしても犠牲者だが、盗むとは政治・道徳教育の貧困からきているものである。
なお、日本ミツバチは、一昨年のミツバチ行方不明事件でも影響を受けず、日本では日本ミツバチが一番。外来種のミツバチがウィルスもしくは伝染性病気により壊滅的な打撃を受けたため、養蜂業者は輸入に依存して価格が高騰しているものである。国内ではハウス栽培農家が多く、農業参入企業もハウス栽培をメインとしている。
蜂蜜の先物指数でもあれば、高騰しようがそうしたものはない。
 

[ 2010年4月20日 ]
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