アイコン 「湘南・港が丘」の田浦開発㈱/特別清算 東急建設・若築建設

湘南宅地分譲開発の田浦開発(株)(横浜市西区みなとみらい2-3-5、代表清算人:須藤修)は4月20日に特別清算開始決定を受けた。負債総額は約208億円が見込まれている。
同社は、1984年(昭和59年)、横須賀市田浦地区の大規模宅地開発プロジェクト「湘南・港が丘」(約520区画)の事業体として東急建設(40%)・大日本土木(40%)、若築建設(20%)の出資により設立。 

しかし、設立後バブルが崩壊、開発事業は進められたが、売り出しは2000年になってから。販売価格もバブル当時の予想から大きく値が下がり、その間大日本土木がズッコケ、東急建設がその持分を肩代わり、同社の子会社になり、販売は続けられた。販売当初から不採算事業となっていたが、既に販売する区画もなくなったものの、不採算から負債だけが残ったため、特別清算するものである。
208億円を事業者責任とした場合、若築建設には41億円、東急建設に166億円となる。若築建設はこれまでの期に特損や引当金で処理済であり、3月期に与える影響はないとしている。金融機関は東急建設と若築建設の会社であり、田浦開発の借入金を負けてくれなかったようである。

 

[ 2010年5月 6日 ]
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