アイコン 九州の大型小売店舗の販売状況推移 パイの奪い合い顕著

九州の大型小売店舗の販売状況
<百貨店&スーパー>単位:百万円
 
 
 
 
 
店舗数
販売高
1店舗当り
従業員数
1人当り売
売場面積
平成19年
4,448
21,198,775
4,766
619,278
3,517.1
30,352
平成20年
4,576
20,951,100
4,578
615,305
3,466.8
30,964
平成21年
4,681
19,775,777
4,225
608,723
3,291.1
30,996
<百貨店>
 
 
 
 
 
平成19年
323
8,465,218
26,208
112,810
7,532.3
7,441
平成20年
312
8,078,722
25,893
110,728
7,222.4
7,352
平成21年
290
7,177,191
24,749
102,761
6,800.2
7,112
<スーパー>
 
 
 
 
 
平成19年
4,125
12,733,557
3,087
506,468
2,596.8
22,912
平成20年
4,264
12,872,370
3,019
504,577
2,613.8
23,612
平成21年
4,391
12,598,587
2,869
505,962
2,543.4
23,884

販売高の単位は百万円、売場面積は1000㎡
大型スーパーの1店舗当り年売上高は30億円前後。

九州の昨年の大型小売店舗における販売高は19兆7757億円、店舗数は4681店となっている。大型店舗全体では21年と19年の2ヶ年の比較において、▲6.72%売上高総計が減じている。店舗数は逆に5.23%増加していることから、店舗間の市場争奪戦が増していることになる。
百貨店は2ヶ年で33店舗(▲10.22%)減じている。売上高も15.22%減じており、1店舗当りでも▲5.57%減じている。
スーパーでは、2ヶ年で店舗数が6.44%増加、しかし売上高は▲1.06%減じ、1店舗当りでは更に▲7.07%も減じている。
商品別では、百貨店の売上高に占める衣料品の比率は、平成19年には50.08%であったものが、21年には47.30%と落ちている。一方飲食料品の売上高のウェイトは24.76%から28.43%と2ヶ年で3.67ポイント上昇している。
スーパーを見ると、百貨店同様、衣料品の売上高構成比率は2ヶ年で▲2.55ポイント減少、飲食料品は、3.30ポイント上昇している。
百貨店もスーパーも衣料品が売れなくなっているが、飲食料品は百貨店では、1店舗当り2ヶ年で4.7%増加している。しかし、スーパーでは販売高総計では4.34%も増加しているものの1店舗当り売上高では▲1.98ポイント減少している。
スーパーの店舗数は増加の一途であり、市場が限られるなか、お客獲得競争は一段と競争が激しくなると思われ、破綻するスーパーも今後多く発生してくるものと思われる。 
 

 
 
衣料品
割合
飲食料品
割合
百貨店
平成19年
4,239,563
50.08
2,170,772
24.76
 
平成20年
3,960,085
49.01
2,173,185
26.90
 
平成21年
3,394,910
47.30
2,040,727
28.43
 
21/19
-19.93
 
-6.76
 
 
 
 
 
 
 
スーパー
平成19年
2,024,213
15.89
7,696,197
60.44
 
平成20年
1,903,242
14.78
7,983,370
62.01
 
平成21年
1,681,185
13.34
8,030,829
63.74
 
21/19
-16.95
 
4.34
 

[ 2010年8月18日 ]
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