アイコン 何でも印刷のインクジェットプリンター製造㈱エイ・アイ・シー/自己破産へ

エイアイシー(株)エイ・アイ・シー(兵庫県尼崎市尾浜町2-6-17、代表:竹本公士)は9月3日事業停止、事後処理を永田滋寛弁護士(電話06-6363-8177)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約2億円が見込まれている。

同社は、元々シルクスクリーンの印刷を手掛けていたが、木や皮革・金属・硝子・塩化ビニールなどあらゆる素材に印刷できる次世代型のインクジェットプリンター「Direct-Jet」を開発、ジャパンショップ等への出展など積極的な営業を行ったが、その後の不況も重なり新規設備投資抑制の影響も受け、販売不振で今回の事態となった。
「Direct-Jet」は、立体物に印刷できるほか、印刷後に折り曲げてもインクがはがれにくく、ひび割れも抑えた。従来のシルク印刷ではインクのノリをよくするため、媒体に高分子吸収剤を塗る事前処理が必要だったが、新機種ではそれもなくした。印刷媒体に密着しやすい溶剤を含んだ専用のインクを自社開発するなど開発力を持っていた。
 

[ 2010年9月 8日 ]
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