アイコン (医)社団白眉会/民事再生

白眉会佐野伊川谷病院の(医)社団白眉会(神戸市西区池上2-20-1、理事長:佐野均)は9月27日民事再生法の適用申請を行い、同日保全命令を受けた。負債額は約56億円が見込まれている。  申請代理人は辻惠弁護士(電話03-3573-7737)ほか。監督委員には吉村弦弁護士(電話078-326-5678)が選任されている。
佐野伊川谷病院は、(財)日本医療機能評価機構認定病院、一般病床106床 救急労災指定病院として診療・医療活動を手掛け、ほかにも診療所、老人介護施設等数ヶ所の施設を運営。

医療法人社団白眉会
佐野伊川谷病院
 
 
佐藤クリニック
 
 
白眉会画像診断クリニック
 
 
エルダ-ビレッジ
介護老人保健施設
関連
 
 
社会福祉法人有隣会
西神戸エルダ-ハウス
特別養護老人ホ-ム
 
訪問看護ステ-ションたんぽぽ
在宅介護
 
訪問看護ステ-ションとまと
在宅介護
 
来夢塩屋
有料老人ホーム
 
ジュリオ朝霧
有料老人ホーム

同病院の前身は、1994年11月に神戸大学医学部卒の佐野均氏が神戸市西区に開業した「学院坂クリニック」、1996年7月医療法人化、09年3月期には32億の売上高を計上。   
しかし、財務内容を度外視、杜撰な資金計画で新たな病棟建設を行った。そのため設備投資負担が大きく2010年3月期には6億円の赤字計上、1億97百万円の債務超過に陥った。本年6月には建築代金の未払いから大手ゼネコンにより病棟が仮差し押さえられ、金融機関からもこれまでの多額の借金で支援も受けられず、今回の事態に至った。
今時派手な病院建設もなかろうが、佐野理事長が病院建設と民事再生を計画的に行ったとしたら、最新設備と環境下で治療を行うことができ、すばらしいお人である。しかし、そうした行為は法律ではご法度となっている。
 

[ 2010年9月29日 ]
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