九州の9月の住宅着工戸数状況について
九州は、まだ福岡を除いて混迷を極めているが、それでも8月前年同月比27.7%の6372戸と大幅に増加した。しかし、9月に入って8月の反動からか9.4%増の5574戸にとどまった。特に福岡が8月の反動が大きく1.6%増に留まっている。
長崎県は6月まで低迷していたが、7月から37.7%増、8月15.5%増、9月36.2%増と大幅な増加トレンドに入っている。分譲マンションは1月110戸が着工しただけで、その後0行進を続けており、そうした中で7月から増加している。特に9月は賃貸マンションの建設が良かったようである。
大分県も、9月59.8%増と高い伸びを示しており、長崎同様7月から40.2%増、8月44.6%増隣9月に至っている。
宮崎県は、6月まで低迷、7月20.1%増、8月6.9%増、9月26.4%増と明るさが見えてきている。
一方、鹿児島は9月九州で唯一マイナスとなったが、やはり分譲マンションのダブつきから、分譲マンションが9月は建っておらず、その影響が大きい。因みに07年は653戸、08年は1,486戸、09年は184戸、2010年は9月までに197戸となっている。需給関係が08年の大量投入で悪化してまだ調整局面のようである。
九州の9月の県別着工戸数状況 | ||
県別 | 着工戸数 | 前年同月比 |
福岡 | 2,112 | 1.6 |
佐賀 | 319 | 11.5 |
長崎 | 595 | 36.2 |
熊本 | 806 | 6.6 |
大分 | 609 | 59.8 |
宮崎 | 474 | 26.4 |
鹿児島 | 659 | -15.5 |
合計 | 5,574 | 9.4 |
沖縄 | 873 | -9.2 |

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