アイコン (株)ニューマルシン・(株)マルシン/民事再生申請

(株)ニューマルシン(福岡県飯塚市堀池179、代表:進藤泰宏)と関連の(株)マルシン(同、同)は1月4日民事再生法の適用申請を行った。申請代理人は長倉忍弁護士(電話092-714-2000)、監督委員には吉岡隆典弁護士(電話092-712-0266)が選任された。負債額は、(株)ニューマルシンが約9億6,000万円、(株)マルシンが約5億8,000万円。

同社は、福岡県の旧産炭地の飯塚市や嘉麻市(旧山田市など)に展開する食品スーパーであるが、大手や中堅スーパーの進出に圧倒され、また営業エリアの過疎化も進み、店舗も堀池本部、楽市、椿、目尾、幸袋、下山田、上山田、仁保、ニュー新多、宮田店の10店舗までに縮小。
最近でも競合店の進出や消費不況も重なり売上高減少に歯止めがかからず、今回の事態に至ったものである。
それを裏付けるように売上高も2003年3月期には約70億円計上していたものの、08年期には約45億円、10年3月期には約32億円まで落としていた。 

飯塚市を中心とする商圏は、1994年10月イオンショッピングタウン穂波が開業して、飯塚市中心街はシャッター通りと化かしたが、最近ではトライアル、ハローディなども飯塚市や郊外に進出、地元勢のASOや川食(田川市)も店舗展開して全体が激戦地に様変わりしている。旧勢力のニューマルシンなどは後退の一途を辿っていた。
なお、(株)マルシンは、スーパーニューマルシンの不動産管理会社。

[ 2011年1月 6日 ]
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