アイコン 北九冷食販売㈱/自己破産申請

北九冷食販売㈱(福岡県北九州市戸畑区銀座1-2-4、代表:首藤和正)は2月9日、自己破産申請した。申請代理人は河原一雅弁護士(電話093-581-2022)ほか。負債額は約7億円。
 同社は2月4日、取引先に対して民事再生法を申請する旨、通知を送付した。ところが、有力仕入先が取引をストップしたため、他の仕入先も連鎖して取引を中止、同社は納品も営業もできない状態に陥り、民事再生法の適用申請を断念、今回の措置となった。

同社は、不況による競争激化で、価格競争に陥り、採算を悪化させ債務超過に陥っていた。事業所は本社の北九州市と福岡市、大分市に構え、大分支店では採算が取れていたとされる。そのため、大分支店を収益の柱に、本社や福岡の不採算取引先から撤退して、再建を目指すつもりであったようだが、肝心の主要取引先に事前に再建計画書を持って頭を下げに行かなかったことから、大手取引先が反発し、取引を中止してしまったようだ。
大きな迷惑をかけることであり、通知書の送付だけでは怒るのも当たり前だろう。

[ 2011年2月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •