アイコン 結城紬の坂入商事(株)と(株)ゆうしき/自己破産 負債額計80億円

結城紬の坂入商事(株)(茨城県結城市結城10045、代表:坂入範達)と関連の(株)ゆうしき(同、同)は5月6日、自己破産の開始決定を受けた。申請代理人は、佐藤りえ子弁護士(電話03-3214-4731)ほか。破産管財人には、飯島章弘弁護士(電話029-243-0947)が選任されている。負債額は各40億円の計80億円が見込まれている。

坂入商事(株)は、昭和22年4月に創業された本場結城紬の呉服販売会社、(株)ゆうしきは、坂入商事(株)の卸部門の会社として昭和52年11月設立された。
坂入商事(株)は、茨城県内や関東に「結敷苑」「和ギャラリーきらら」の店舗名でイトーヨーカドーやショッピングモールなどに展開。平成21年5月期には40億円弱の売上高を計上していた。(株)ゆうしきは、坂入商事や大手呉服商社などに販売して、扱う結城紬などは全国の呉服屋さんで販売されていた。
「結城紬」は高級品として知られ、ユネスコの無形文化遺産に認定されているが、長引く不況で高級品の販売は不振を極め、店舗展開などに要した借入金が重たく圧し掛かり、両社は経営不振に陥っていた。
 

[ 2011年5月 9日 ]
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