同社は、ジャスダック上場の分譲マンション業者で、ほかに不動産流動化事業なども行っていた。しかし、以前、社員のインサイダー取引のトラブルやサブプライムローン問題から債務超過に陥ったり、不動産の現物出資により債務超過を解消するなどしていたが信用をなくした会社であった。4月28日には役員が辞任（取締役2人+監査役全員の3名）するなど、風雲急となっていたが、原因となった過去の振出手形の期日が4月28日に到来、決済することができず今回の事態に至った。

なお、同社が28日に役員辞任のリリースでの辞任理由について、次の通りとしていた。
『当社は、平成23年３月14日提出の四半期報告書（重要な後発事象）に記載のとおり、過去に小切手及び約束手形の振出を行なっております。当該小切手及び約束手形の振出は、当社代表取締役の主導で行っており、代表取締役と上記取締役及び監査役との間で小切手及び約束手形の振出基準及び運用方法等について重大な考え方の相違が存在する。』としている。
4月28日辞任した役員
専務取締役経営管理本部長 井上 晃章
取締役ＣＳＲ本部長兼 清家 秀昭
コンプライアンス・リスク管理室長
監査役（常勤） 馬屋原 和義
監査役（非常勤） 大石 英樹
監査役（非常勤） 小林 二郎
※すべて計画的かもしれない。