アイコン 御堂筋共同ビル開発特定目的会社/破産手続き開始決定受ける

御堂筋共同ビル御堂筋フロントタワー建設の事業主体会社である御堂筋共同ビル開発特定目的会社(東京都中央区日本橋本町1-9-13、代表:見上正美)は4月27日、自己破産の開始決定を受けた。破産管財人には三原崇功弁護士(電話03-5251-4141)が選任されている。負債額は約50億円。

同社は、曽根崎新地の旧大阪東映会館に商業ビルを建設するために設立された特定目的会社。地上20階建の御堂筋フロントタワーが昨年完成したものの、特定資産管理処分受託者である三菱地所と問題が発生していた。追加資金の出資問題があったようである。
優先資本金で27億円出資されており、負債額が50億円ならば、計77億円が実質負債となる。建設会社の鹿島建設もまだ支払を受けていないようだ。しかし、案件は三菱地所が管理していることであり、一般人には関係ないが、三菱地所のお粗末君であろう。
なお、大洋リアルエステートのHPには、次のように記載されていた。
「平成22年、当社が所有する旧大阪東映会館跡地に、御堂筋フロントタワーが完成しました。処が地主である当社と三菱地所が筆頭優先出資者(51%)である御堂筋共同ビル開発特定目的会社(TMK)及び同社の開発及び特定資産管理処分受託者である三菱地所との間に諸問題が発生しました。この為テナントは未だ入居しておらず、三菱地所にて再建策を検討中のようです」と記されている。

破綻解説 御堂筋共同ビル開発特定目的会社の破綻について/三菱地所とシンガポール社との戦いにとばっちりの鹿島建設 

[ 2011年5月11日 ]
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