アイコン 住宅大手も節電のための輪番制導入 大和ハウスは独自に

このたび、以下の工業化住宅メーカー4社の各事業所(6工場)では、2011年7月1日から実施される東京電力管内の電力使用制限に輪番操業制で対応することに合意し、経産省・関東経済産業局に申請を提出、使用電力の15%削減に向け対応していくことになった。同業事業者間にまたがる制度導入は、業界内連携の先導的な事例となる。
 
 

輪番操業制に参加するのは、エス・バイ・エル、トヨタホーム、パナホーム、ミサワホームの4社における東京電力管内に所在する契約電力500kW以上の大口需要6工場。 
2011年7月1日から同年9月22日の平日に実施される管内の電気事業法第27条に基づく電力使用制限に輪番操業制で対応する。

 新築住宅の部材生産を担当する上記4社・6工場は、電力使用制限期間内の7~9月に住宅部材製造の繁忙期を迎えるため、期間・時間帯における使用最大電力(1時間単位)15%削減への対応を各社単位で実施するよりも、供給能力を確保しながらも参加各社の総量で抑制可能な輪番操業制にメリットがあると判断し、導入を選択することになった。

 このたびの輪番操業制は、正式な名称を「共同使用制限スキーム」といい、複数の電力需要工場の連携による抑制達成の取組みを特例として認めるスキーム。
スキームに参加する各工場の昨夏における1時間ごとの使用電力の合計値を足し上げ、その最大値から15%削減した電力使用量を上限とするもの。
参加各社はその範囲内で電力使用を抑制できるよう各工場の輪番休日の組み合わせを行う。

 輪番休日は、
ミサワホーム・グループのテクノエフアンドシー沼田工場が月曜日、
パナホームは、筑波工場が火曜日、
パナホーム・グループの入江工営土浦工場が水曜日、
エス・バイ・エルは、エス・バイ・エル住工つくば工場が水曜日
トヨタホームは、山梨事業所および栃木事業所が木曜日・金曜日
となっている。

 4社では、この輪番操業を確実に実施するほか、各社全体での事業活動を通じて省エネ・節電を自主的に行い、国家的課題である今夏の使用電力量削減に努める。

<大和ハウス>
一方、超大手の大和ハウス工業は、節電15%削減目標に次の施策を実行する。
1.東北電力・東京電力管内の事務所を6グループに分け、輪番休業を実施
2.4工場(東北・新潟・栃木二宮・竜ヶ崎)で工程単位の輪番休業を実施
3.各施設へエネルギー監視システムを導入し、「エネルギーの見える化」を推進
4.タスク・アンビエント照明の導入
5.高効率反射板「レフボ」・LED照明「グレース ルミノ」を採用
6.オーナー様・一般のお客様向けの節電啓発を実施
 

[ 2011年6月30日 ]
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