アイコン (有)ユタカ商会/自己破産へ 負債額60億円

ユタカ(有)ユタカ商会(和歌山県新宮市相筋2-15-5、代表:栗原勇高)は6月28日事業停止、事後処理を須藤隆二弁護士(電話06-6312-1610)に一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約60億円。
同社の社歴は業界にしては新しく、シラス等魚類の加工・製造・販売を目的に平成8年8月創業された。平成18年に新工場建設、水産加工品製造の事業拡大をはかった。

また、回転寿司「海宝」・「満腹」、直営鮮魚店「カネ勇」を含め和歌山県内に6店舗、東京築地には郷土料理店の「熊野路」を開設するなど積極的に飲食部門を出店、平成22年7月期は約52億円の売上高を計上していた。しかし、急な事業拡大により借入負担は重く、金融支援を仰いでいた取引先が、水産事業から撤退したこともあり、信用不安に陥り、今回の事態に至った。 

事業がうまく行っていたら、ADRや最悪でも民事再生の手があったと思われるが、消費不況や消費者の水産物離れなどから、経営も順調に行っていなかったものと思われる。
 

[ 2011年6月30日 ]
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