アイコン 山下医科器械(上場、佐世保)/5月決算 特損で赤字転落

同社は、平成22年4月に立ち上げたSPD(院内物品管理システム)センターの稼動効率を高めるため、院内物品管理による業務効率化提案に伴う契約施設の増加を図った。また、医療IT化の情報提供センターである「MEDiPlaza(メディプラザ)福岡」や、オンラインショップ「Secolle(セコレ)」等、新しい事業形態への取組みも強化している。
当期は、大型設備案件の減少や販売価格の低下など厳しい環境下ではあったが、事業基盤の強化に積極的に取組んだ。

この結果、当連結会計年度における売上高は、401億15 百万円と前年同期比6億94百万円(1.8%)の増加となり、利益面は、新設したSPDセンターの初年度経費の増加や医療材料在庫の評価減等により、営業利益は1億59百万円と前年同期比1億19百万円(△42.9%)減少、経常利益は2億43百万円と前年同期比1億16百万円(△32.4%)減少、当期純損失は、医療モール減損損失による特別損失4億31百万円を計上したため、2億36百万円(前年同期比4億22百万円の減少)となったとしている。

医療モールは不動産事業であり、足腰がしっかりしていない段階での投資は、危険でもある。家賃収入とテナントへの医療機器など取引に利を求めたであろうが、大きなリスクを伴う。そうした医療モールを得意とする開発型の建設会社があり、そうしたところと組むのが懸命であろう。不動産事業で赤字を出したら株主から笑われる。
経営者が個人で行うことにはやぶさかではない。順調に行けば会社に運営を任せたらよい。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年5月期
39,421
278
359
186
11年5月期
40,115
159
243
-236
前期比
101.8%
57.2%
67.7%
 
12年5月期予想
42,075
178
239
103
12/5予想/11/5期比
104.9%
111.9%
98.4%
 

 
[ 2011年7月12日 ]
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