アイコン パワービルダー全盛の「タクトホーム」/5月決算 大幅増収増益

同社の次事業年度の見通しは、東日本大震災の発生及び福島第一原子力発電所事故の影響等による経済活動の低迷や消費マインドの後退等、景気の先行き不透明感を払拭できない状況が続くものと思われる。
不動産業界も、政府の住宅取得減税政策の一部において、段階的に縮小する見通しである等環境的には厳しさが続くものと思料される。

このような状況においても、当社は「住まいづくりを通じて地域社会に貢献」の経営理念のもと、引き続き「家賃並みでマイホームが購入できる」良質で低価格の一次取得者向け住宅の供給を推進していく。
当社の主力事業である戸建分譲事業(請負工事を除く)は、当事業年度末在庫等の状況に鑑み当事業年度から517棟増加の2,485棟(上半期1,060棟、下半期1,425棟)の供給を予定。また、土地仕入の厳選化並びに事業サイクルの短縮化による相応な粗利益の確保、経費削減等引き続き収益重視のスタンスで臨んでいく。
今後の事業環境等を勘案し、次事業年度の業績は、売上高75,000百万円(当事業年度比21.4%増)、営業利益7,660百万円(同10.2%減)、経常利益7,500百万円(同11.1%減)、当期純利益4,275百万円(同11.7%減)を計画しているとしている。

今期は売上高は伸長予想であるにもかかわらず、利益についてはかなり慎重姿勢をみせ
ている。高止まりしている構造合板価格も生産回復で落ち着いてくるものと思われるが、復興如何では工賃上昇になる可能性は残る。
 

タクトホームの2011年5月期の売上高内容
非連結
件数
売上高/百万円
前期比%
1件当り/万円
建売分譲
1,870
57,366
28.0
3,068
宅地分譲
98
3,932
140.4
 
請負工事
22
239
9.3
 
1,990
61,539
31.9
 

 

非連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年5月期
46,784
5,380
5,338
3,135
11年5月期
61,754
8,531
8,439
4,839
前期比
132.0%
158.6%
158.1%
154.4%
12年5月期予想
75,000
7,660
7,500
4,275
 
 
 
 
 
09年5月期実績
58,269
181
-37
-215
08年5月期実績
64,923
2,273
2,068
1,056
12/5予想/11/5期比
121.4%
89.8%
88.9%
88.3%

 
[ 2011年7月13日 ]
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