アイコン 奥蓼科高原横谷峡の(株)横谷温泉旅館/民事再生申請 負債額約66億円

奥蓼科の山岳温泉旅館(株)横谷温泉旅館(長野県茅野市北山5513、代表:篠原元文)は7月11日、長野地裁諏訪支部に対し、民事再生法の適用を申請して、保全命令を受けた。申請代理人は村松謙一弁護士(電話03-5159-5055)ほか。監督委員には相馬弘昭弁護士(電話0266-23-2270)が選任されている。
 同社は、昭和10年6月創業の温泉旅館。奥蓼科高原横谷峡に和風旅館「横谷温泉旅館」(客室72室、収容人員400名)を経営。 

バブルも終わっているにもかかわらず積極的な設備投資を続け、平成11年9月期約12億円の売上高を計上したものの、その後、税金・年金が増額され続け、消費不況は長引き、観光客の集客不足で同旅館の経営は苦境に。

平成22年12月期には約9億6000万円の売上高を計上したが、過去の膨大な設備投資による借入額を賄うこともできず、更に3月11日に発生した東日本大震災及び直後に発生した信州を襲った余震により予約のキャンセルが相次ぎ、資金繰りにも窮し、今回の事態に至った。なお、負債額のうち保証債務が約32億円もあるようであるが何なのだろう。今回の破綻の一因は融資した金融機関が顧客からの預かり金であるにもかかわらず、自行の金と勘違いしてバブルバンカーになっていたことに起因している。経営者は夢見たバブルマンであろう。

[ 2011年7月12日 ]
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