アイコン 建材のノダ/業績予想修正  震災特損あるものの輸入合板類が健闘

同社は、第1四半期(平成22年12月~平成23年2月)は、新興国の経済成長を背景に、建材製品の原材料である輸入合板の引き合いが強く産地価格が上昇傾向となるなか、住宅着工が回復基調となり、建築資材の先高感から建材製品や合板類等の売上高が堅調に推移した。

 一方、第2四半期(平成23年3月~5月)は、本年3月に発生した東日本大震災により東北地方の合板及び建材関連の多くの工場が被災し物流も混乱するなか、建築資材全般で供給不足となり、当グループの建材製品や構造用MDF、合板類等の販売が伸長した。また、連結子会社石巻合板工業株式会社(宮城県石巻市)は、東日本大震災や津波の影響により本社及び工場が被災し、国産針葉樹合板の生産を停止したが、震災以前から同社が取り扱っていたマレーシアの合弁会社(サンヤン社)の輸入南洋材合板の販売に注力した。

 これらの結果、上記の通り当第2四半期累計期間の業績は売上高、営業利益、経常利益とも、前回発表予想(平成23年1月19日発表)を上回る見通しとなったが、連結子会社石巻合板工業が東日本大震災により被災し、災害関連損失を計上したことなどから、連結ベースの四半期純利益については当初予想を下回る見込みとなったとしている。
 
震災による被害を想定すれば、これで収まったことも良としなければならないが、震災の影響で住宅産業が沈んでおり、また、震災による合板の特需と特益が発生しており、来期の業績は、住宅産業の回復が、少し懸念されるところである。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年11月期前回予想
47,400
1,380
1,200
1,060
11年11月期今回予想
46,900
2,050
2,030
800
前回予想比
98.9%
148.6%
169.2%
75.5%
10年11月期実績
46,218
1,205
1,237
1,438
今期予想/前期比
101.5%
170.1%
164.1%
55.6%

 
[ 2011年7月12日 ]
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