アイコン ゲオ 取締役会/同社取締役に対し辞任勧告を突き付ける

同社の取締役会は、取締役である大橋氏に対して、取締役の辞任勧告を決議して、それを大橋氏に突き付けた。
大橋取締役は、株主総会で取締役に選出されたことから、取締役会会議の決議は、法的な有効性は持たず、そのまま取締役として在任しているが、当取締役会決議により、これまでの担当役務はすべて剥奪された。

事の発端は、大橋氏が社内規程(企業倫理規程及び内部者取引管理規程)に則らず、大橋氏個人が、自らが保有する自社株式を売却したことに起因しているという。
大橋氏は、社内規定に基づき、株売却を申請したが、許可が下りていない状態で売却していた。このことにより、社内規定違反に問われ、辞職勧告を受けたものである。

会社側は、役員辞職勧告を受けた大橋取締役から、いつ株売却の申請が出て、会社側はいつまでに許可・不許可の判断を下す予定であったのかについては、一切、触れていない。

役員の株式取得や売却は、内部情報との関係から、インサイダー取引と見られる可能性が高く、上場企業は、厳格な社内規程を作り対応している。
しかし、特別な情報などなくインサイダー取引の範疇に入らない場合、社内規程違反だけで役員の辞職勧告決議により退職を勧告することができるかは、少し厳しすぎるようでもある。
大橋取締役に、沢田・森原両代表や遠藤家の逆鱗に触れるような何か別の事案があれば別であるが・・・。それとも、監視委員会が会社に調査に入ったのだろうか・・・。
謎は深まるばかり。
 

大橋一太   取締役      昭和33年7月生 
システム本部担当兼システム本部長 
平成3年1月
株式会社ゲオミルダ入社
所有株   920
平成3年4月
同社取締役
平成8年4月
当社取締役
平成9年2月
当社取締役経営企画室長
平成16年6月
当社取締役社長室長
平成18年8月
当社取締役情報システム部担当・情報システム部長、情報戦略部担当
平成22年4月
当社取締役システム企画部、システム開発部、システム運用部、システム管理部担当
平成2210
当社取締役システム本部担当兼システム本部長(現任)

同社の株価は21日終値で102,000円、大橋氏が全株売却(3月31日時点の株数920株)したとして93百万円。役員としての報酬を犠牲にしてまで、売却をするような株数ではないようにも思えるが。
 
0722_01.jpg
[ 2011年7月22日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索