日本電産/業績予想 上方修正 政府の円高無策に抗して
同社は、連結業績予想について前回公表時点(平成23年4月25日)では、平成23年3月11日に発生しました東日本大震災の影響により、主要産業のサプライチェーンに混乱が生じ、客先やマーケットの製品受入れ状況が極めて不透明であり、業績の先行き見通しを確定するのは大変困難な状況であった。その後、5月以降主要産業のサプライチェーンは、急速に回復が進み、当社の当第1四半期連結業績は期初予想を上回り進捗した。
一方で、資源の高騰や為替レートの動向により、下期の業績については、予断を許さぬ状況が続いている。
これらを踏まえて、第2四半期連結累計期間および通期の連結業績予想の見直した。
業績予想についての為替水準の設定は、1US$=80円、1ユーロ=110円。アジア通貨もこれに連動して設定しているとしている。
東日本大震災・崩壊間近い国家財政に鑑み、進行する円高は、日本潰しを目論むハゲタカ軍団の仕掛けた経済政争でもあるが、日本国政府は、政権内・議事堂内でマスターベーションに勤しんだまま、白旗を揚げっぱなし。
政財界のTPP推進においても、TPPを全能の神と大きな錯覚を起こしている。元凶は円高である。これまでの米国経済追随主義に伴う米国債の大量所持に起因し、これまでに修正しなかった問題でもある。物言わぬ国日本。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
12年3月期前回予想 | 720,000 | 85,000 | 81,000 | 52,500 |
12年3月期今回予想 | 760,000 | 90,000 | 83,500 | 55,000 |
前回予想比 | 105.6% | 105.9% | 103.1% | 104.8% |
11年3期実績 | 688,530 | 90,527 | 79,525 | 52,333 |
今期予想/前期比 | 110.4% | 99.4% | 105.0% | 105.1% |
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