アイコン 三菱重工業 規定違反1,191件 内部告発により露見

国土交通省は26日、日本のロケット産業を一手に引き受ける三菱重工業が、航空機やロケット用のチタン製部品約1,700種類の約33万個やアルミ製部品約1,100種類約13万個の製造に際し、社内規定に定めた検査作業を不正に省略していたなど1,191件の規定違反があったと(三菱重工の)内部調査の報告を受けた。
 国交省は、社内規定違反の内部告発を受け、名古屋市港区の大江工場が検査作業を不正に省略していたことが判明、7月8日、同社を厳重注意、原因究明や再発防止を求めていた。

三菱重工から8月23日に提出された報告書によると、資格が必要な作業・検査を無資格の作業員が実施、作業記録の漏れなどがあったという。
 その原因として、社内に納期を優先する体質が蔓延し、かつ、作業管理や教育・訓練等が十分に行われていないなど、航空機の安全確保を最優先すべき航空機製造者として極めて重大な問題があったことなどが挙げられている。
 同社はISOなどの認可を受けているはずであるが、全く作業手順が守られておらず、ISOなどの資格を返上すべきであろう。(ISOそのものはコンサルに儲けさせただけ) 
ところで、三菱重工(11/3売上高は約2.9兆円)は大きいと思っていたが、先般の日立との統合問題でわかったが、日立(同9.3兆円)の1/3の売上高しかない。日立に飲み込まれるという危機感を持った財閥中枢からの巻き返しがあり、話は流れたが、原発機器・戦闘機・ロケットには強い。官や電力会社などに依存した体質が、同社を内弁慶にしてしまったのであろう。おまけにズルまでしていた。
東京電力・中国電力など外部や内部からの密告により問題が露見しているが、官僚の天下りを抱え、議員にはいろいろ支援して難をいとも簡単に乗り切る。その結果が、福島原発水素爆発事件である。
三菱重工は、こんなことしていたら三菱自動車の似の前になる可能性もある。

 

[ 2011年8月29日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索