アイコン 九十九島煎餅ほかの「寿スピリッツ」/3月期第一四半期 九十九島煎餅

同社の第一四半期の売上は、震災の影響を大きく受け、大幅な減収を余儀なくされた一方、5月以降は、自粛ムードが和らぎ、積極的な施策実施の成果と高速道路料金の「休日上限千円」の割引制度廃止前の駆け込み需要など一時的なプラス要因も加わり、概ね前年並みに回復した。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、4,253百万円(前年同期比4.4%減)。

利益面は、主力ブランド「ルタオ」の更なる知名度の向上と新成長エンジン創りに向け、人員の補強やプロモー
ション展開、新規出店などの戦略的投資を期初より積極的に遂行したことにより、売上高に対する販売管理費率が前年同期に対し2.6ポイント上昇。その結果、営業利益は80百万円(前年同期比64.3%減)、経常利益は79百万円(前年同期比66.8%減)、四半期純利益は10百万円(前年同期比88.0%減)。
事業別には、

1、ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、地元北海道地区が旅行需要の低迷により依然として厳しい状況の中、認知度の更なる向上と強固なブランドの構築に向け、有名タレントを起用したテレビCMの放映や日本テレビ系番組「スッキリ!!」との共同開発企画などプロモーション展開を推進し、また、本年5月に小樽市で6店舗目となる大型新店舗「パトス」の立上げや新商品「シンデレラデ フロマージュ」、「宇治抹茶ドゥーブルフロマージュ」の投入による通販企画の充実など様々な対策強化に取り組んだ。
その結果、売上高は、1,630百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は68百万円(前年同期比54.9%減)。

2、寿製菓
寿製菓は、売上面では、震災の影響により関東地区の代理店向けが低迷した一方、地元山陰地区では、モンドセレクション最高金賞を受賞した「白ウサギフィナンシェ」が、PR展開の奏功により続伸した。また、生産面では期初よりグループ会社向けの新商品が加わった「ラングドシャ」ラインが、堅調に推移した。その結果、売上高は1,490百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益は55百万円(前年同期比4.0%減)。

3、 販売子会社(11社)
販売子会社(11社)は、交通機関市場を中心に、販売強化に努めた結果、売上高は933百万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は13百万円(前年同期比9.9%増)となり、概ね前年同水準を維持することができた。

4、九十九島グループ
九十九島グループは、モンドセレクション2年連続最高金賞W受賞のPR展開や新商品「はかたんもん」の拡販など販売強化に努めた一方、震災の影響により大手テーマパーク向け売上が落ち込み、苦戦を強いられた。その結果、売上高は627百万円(前年同期比7.7%減),営業損失18百万円(前年同期は営業利益11百万円)。

5、但馬寿
但馬寿は、震災の影響を受け、売上高は214百万円(前年同期比11.9%減)、営業利益は1百万円(前年同期比92.5%減)と低調に推移した。

6、つきじちとせ
つきじちとせは、震災発生以降、羽田空港での売上が搭乗客減少により大幅に落ち込んだ状況を踏まえ、本年6月より新たに「東京ミルクチーズ工場」と「コートクールシュクレ」の2ブランドを立上げ、業績の早期回復に努めた。 
その結果、売上高は154百万円(前年同期比0.5%増)、営業損失は11百万円(前年同期は営業損失18百万円)。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第1四半期
4,450
226
239
86
12年3月期第1四半期
4,253
80
79
10
前年同期比
95.6%
35.4%
33.1%
11.6%
12年3月期通期予想
18,200
1,100
1,090
570
11年3月期実績
18,432
1,254
1,314
580
10年3月期実績
18,721
1,777
1,816
981
通期予想/前期比
98.7%
87.7%
83.0%
98.3%

 
[ 2011年8月 3日 ]
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