アイコン (株)エムズ/自己破産へ 倒産

店舗内装工事の(株)エムズ(福岡市博多区山王1-17-6、代表:丸山貴司)は8月1日事業停止、事後処理を石渡一史弁護士(電話092-726-2866)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約6億円。

 同社は昭和59年4月創業の店舗内装会社。大手物販店や居酒屋チェーンなどの店舗内装を手掛け、スポーツ用品店やサウナの内装なども手掛けてきた。2007年7月期には約12億円の売上高を計上していたが、利益は薄利に推移していた。
そうした中、金払いが悪いことで評判の大阪の上場店舗内装会社とも一時揉めるなど不良債権の発生も散発していた。また、2010年2月には前代表が死去、現代表になってもリーマンショックによる外食産業などの景気は悪化するのみで受注が落ち込み、2010年7月期には6億円台まで売上高を落としていた。最近は更に受注が悪化しており、これ以上支えられず、今回の事態に至った。
 

[ 2011年8月 1日 ]
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