同社は平成６年６月に創業された携帯電話の通信基地局などを請け負う建築業者。大手通信工事会社などから、各種建築工事を請け、２００９年３月期の売上高は約１４億６８百万円を計上していた。しかし、リーマンショックにおける不景気は、消費不況も伴い、いろいろな産業に浸透、電気通信業界も設備投資を控えるようになった。そのため、同社の受注も小口化や着工遅延などが発生、２０１１年期の売上高は１３億円台まで落ちたる。そのため、原材料費の高騰などからコスト高を吸収できない状態に陥った。更に、３月に発生した東日本大震災により関東圏の基地局工事が一時停止したことや、関西圏でも一部工事資材の調達難から先送りされた案件も発生し資金繰りが急悪化して今回の事態に至った。