アイコン TOTO/第一四半期 震災の影響めげず増収増益へ

国内住設事業(住設にはね衛生陶器・システムバス・システムキッチン・洗面などが入る)
同社の第1四半期の業績は、売上高が801億9千1百万円(前年同四半期比1.6%減)、営業利益が6億4千4百万円(前年同四半期は営業損失6億7千9百万円)。
・国内住設事業は、東日本大震災により、一部工場や、物流拠点、販売拠点で被害を受けたこと、また材料・部材等の滞りと電力供給不足による生産面への影響を受けたことによって、一部の商品で、受注停止を行うなどの措置を行った。

このため平成23年4月度の業績は前年同月を下回ったが、平成23年5月末にはサプライチェーンの復旧により商品を安定して供給できる体制が整い、主要商品の出荷を再開できたので、その後業績は回復した。
第1四半期通期では、売上高は前年同四半期を下回ったものの、営業利益は前年同四半期を上回った。

・海外住設事業は、売上高が198億3千4百万円(前年同四半期比7.3%増)、営業利益が19億8千6百万円(前年同四半期比21.8%増)。
 うち、中国は、売上高が97億6千3百万円(前年同四半期比15.6%増)、営業利益が19億4千4百万円(前年同四半期比15.0%増)。中国では、高級ブランドとしての地位と事業基盤をさらに揺るぎないものにするために、現地メーカーも含め他社を圧
倒する販売、サービス体制の強化を推進している。また、中国国内の需要増に対応するため、工場の増設など積極的な生産・供給体制の強化を図っているとしている。

 同社は早くから中国に生産拠点を構えていたことから、もっと中国の内需の異常拡大の恩恵を享受できたであろうが・・・。
 国内の震災復興事業では、集合住宅にしろ、戸建にしろ、衛生陶器市場占有率6割の力を存分発揮することができよう。
 震災地の仮設住宅のウォシュレットは、3~5年すればすべて廃棄されるのであろうか?もったいない話である。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第1四半期
97,312
145
296
-2,743
12年3月期第1四半期
96,416
1,155
1,465
656
前年同期比
99.1%
796.6%
494.9%
 
12年3月期通期予想
455,000
17,500
18,000
13,000
11年3月期実績
433,557
14,014
13,855
5,115
通期予想/前期比
104.9%
124.9%
129.9%
254.2%

 
[ 2011年8月 2日 ]
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