小城羊羹の(株)増田羊羹総本舗/破産開始決定
佐賀県を代表する菓子の小城羊羹の(株)増田羊羹総本舗(佐賀県小城市小城町255、代表:増田一雄)は8月1日、佐賀地裁において破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人には、大川正二郎弁護士(電話0952-25-5432)が選任されている。負債額は約27億円。
同社は、昭和21年4月創業された小城羊羹の製造販売の大手1社。同社は当時小城羊羹が儲かることから、「増田会館」(結婚式場、「パル21」)や飲食店経営に進出するなど事業拡大を図ってきた。
しかし、小城羊羹も消費不況や嗜好の変化から売れなくなり、結婚式場もいろいろな競合店が近隣に進出してきたことからジリ貧に陥り2008年9月閉鎖、飲食店も旨く行かず、別会社に移管するなど、再建を進めてきた。
これらの事業拡大の殆どが、金融機関からの借入に依存していた。過度の借入により、再建の見通しも立たないことから、親和銀行(=福岡銀行)と佐賀共栄銀行のはからいで、事業を(株)増田羊羹本舗(小城市、代表:増田貴之)に譲渡、同社は負債を抱えた破綻消滅予定会社となっていた。
現在、増田羊羹店は(株)増田羊羹本舗に引き継がれ営業されている。
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