アイコン (株)北谷組、タカラ工業(株)/自己破産申請

建築・土木・舗装工事の(株)北谷組(大阪府泉佐野市南中安松293-1、代表:北谷真雄)と関連のタカラ工業(株)(大阪府泉南市新家3995、代表:北谷典夫)は8月2日、大阪地裁に自己破産申請した。申請代理人は岡本久次弁護士(電話072-443-0477)。負債額は北谷組が約4億50百万円、タカラ工業が約3億50百万円見込まれる。

両社は、平成19年10月負債額約32億円で経営破産した近畿建設㈱(破産)に、計1億80百万円以上の焦げ付きが発生、当焦げ付きはその後もボディブローのように両社の経営に影響した。
北谷組は、以前は30億円以上の売上高を計上していた。しかし、官庁工事は減少するのみで競争から低採算、民間工事もサブプライムローン問題から減少し、近畿建設破綻期の平成20年4月期には7億円台まで減少、モロモロの不良債権処理もあり6億円の赤字を計上した。一方、タカラ工業も平成18年6月期には約20億92百万円の売上高を計上していたが、平成22期には9億円台まで落としていた。
ここにきて、両社は経営を支え切れず、先行きも見通せないことから、自己破産の道を選び破綻した。 

金融機関の指導もあり、あまりまじめに不良資産や不良債権を処理すると、その後金融機関は掌を返し支援してくれないことがよくある。上場企業ではない ほどほどに。
 

[ 2011年8月 3日 ]
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