アイコン 汗をかかなくなったラーメン業界 アリアケジャパン/第一四半期

同社は、天然調味料のリーディングカンパニーとしての自覚を持ち、モットーである「食の安全」「健康」「おいしさ」を全世界に広めるべく、地球規模での事業展開を推進してきた。結果、当第1四半期連結会計期間の経営成績は、売上高が、前年度に引き続いて顧客のニーズを先取りした積極的な拡販努力が実を結び、前年同期比15.1%増(783百万円増)の59億61百万円となったとしている。

同社の業務は的を得ている。だらしないのがラーメン業界である。ラーメン店の多くが同社などから一斗缶でラーメンスープを購入、自社で製造したスープのように見せかけてラーメンを提供している。
当然、こうしたスープ製造専門業界は、ラーメン店の製造仕様に合わせ委託生産しているところもある。また、ラーメン店では、購入したスープに何かしかの味を加えて提供している店もある。しかし、所詮、汗をかかないラーメン店や屋台が多すぎる時世となっている。こうしてラーメン文明が損なわれ、斜陽産業とのラーメン業界になってしまったともいえる。 
特にチェーン展開している店舗は、殆ど工場生産、自社工場ならともかく、生産委託や業務用として市販されているラーメンスープをそのまま使用している。口当たりが良く、美味しいという人も多いが、ラーメン文化は確実に損なわれている。
福岡の博多ラーメン(長浜ラーメン)は、今では福岡県の評価でもランク上位に入る店は少ない。しかし、久留米ラーメンは絶対的な客の少なさもあり、しっかり自らスープを作っている。そうした店が、確実にラーメン客から評価され、ランク上位に位置している。
全国でも然りであろう。

 連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第1四半期
6,039
758
259
13
12年3月期第1四半期
7,289
982
968
481
前年同期比
120.7%
129.6%
373.7%
3700.0%
12年3月期通期予想
31,360
4,248
4,366
2,350

 
[ 2011年8月 9日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索