栗本鐵工所/第一四半期
鋳鉄管2位、金属ナノ素材など材料分野育成、官公庁工事のぶら下がりから脱却中。
「パイプシステム事業」の売上高は、機種の統廃合を行ったバルブ部門の売上が減少した反面、鉄管部門は小口径管の前倒し発注、大口径管の出荷が順調であったことなどにより、前年同期比1億73百万円増収の104億55百万円となった。
「機械システム事業」の売上高は、素形材部門において鉄道用ブレーキディスクなどで売上を伸ばしたものの、機械部門において、海外向けの粉体機器が、大幅に減少したことに加え、過年度の自動車業界を中心とした設備投資の急激な抑制の影響で、鍛圧機の売上高が減少したことなどにより、前年同期比12億86百万円減収の31億35百万円となった。
「産業建設資材事業」の売上高は、建材部門において、首都圏の大型オフィスビル建設が本格化したことにより、空調、建築製品は増加したものの、消音製品の出荷は減少した。また、化成品部門においても、国営農水分野向けの出荷が増加したものの、震災影響による電力会社からの電力管の減少などにより、前年同期比1億58百万円減収の42億72百万円となったとしている。
昔の強さは、建設事業の沈没とともになくしてしまったのか?
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
11年3月期第1四半期 | 19,134 | -16 | -288 | -277 |
12年3月期第1四半期 | 17,862 | -391 | -593 | -683 |
前年同期比 | 93.4% | |||
12年3月期通期予想 | 94,000 | 2,800 | 1,800 | 1,000 |
11年3月期実績 | 94,973 | 3,491 | 2,732 | 1,478 |
10年3月期実績 | 119,097 | 6,756 | 5,712 | -5,420 |
通期予想/前期比 | 99.0% | 80.2% | 65.9% | 67.7% |
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