アイコン 「茶のしずく石鹸」問題 文句言ったら掲載? 消費者庁

8月5日「茶のしずく石鹸」での重体問題記事を掲載時、JC-NETは取材として、消費者庁事故情報対応チームの金児氏に電話した。何故、ちゃんとした形で、悠香などの「茶のしずく石けん」の小麦アレルギー問題を国民に周知しないのかと問うたところ、「ご意見として伺っておきます。会議ですので、電話を終わらせていただきます」まだ、1~2分しか話していないにも関わらず、電話を切ろうとする。その態度に対し、やかましく叱り付けたが、当事案を、8月11日ちゃんとした形でやっとHPに掲載した。 
ところが、その内容を見ると、6月7日に掲載した貼付分の形を変えただけであった。その後の新たなる事象も調査せず、なんといい頃加減な消費者のためにならない消費者庁であろうか。

6月7日に掲載された分 http://www.caa.go.jp/m/pc/mobile/txt/110607kouhyou.html
(一番下の電話番号に電話かけると繋がらず、間違いをそのまま掲載している) 

民主党政権の消費者庁になってから、事件物以外は殆ど問題企業の社名も公表しないという異常事態に、こうした組織は税金の無駄とその時の電話で解体勧告もしたが・・・。

悠香は、これまで超高額のCMを流し続けているため、取り扱う電通か博報堂か知らないが、民放各社や新聞社に圧力もかけていると思われ、銭のマスコミでは殆ど報道されない。ただ、銭に関係がないNHKだけが何回か取り上げているくらいである。その都度、JC-NETの「悠香」のアクセス数が増加する。

<ジャーナリズムを亡くした西日本新聞社>
地元新聞社の西日本新聞社は、5月20日厚労省が発表した時、全国紙とともに、当該案件を掲載しただけである。九州電力の「やらせ」メール事件も独自取材記事は皆無に近い。とっくの昔にジャーナリズムを亡くした新聞社である。

8月5日JC-NET掲載記事
悠香の茶のしずく石けんで姫路の女性が2回重体に陥る
(NHKなどの報道によると)通販サイトで人気の石けんを使い続けていた兵庫県赤穂市の60代の女性が、去年と今年、パンを食べて運動したら意識不明の重体になっていたことが判明した。
悠香では、昨年販売した茶のしずく石けんには、小麦成分が入っていて、石けんを使い続けた後に、小麦を含んだ食品を食べて運動するとアレルギー症状が出るとして、昨年12月より回収を進めている。5月20日には医学関係の学会で取り上げられ、厚労省からも公表されている。

兵庫県の赤穂市によると、市内に住む66歳の女性は通販サイトで人気の旧「茶のしずく石鹸」を使い続けていたが、去年11月とことし2月の2回、朝食でパンを食べて登山に出かけたところ、全身にアレルギー症状が出て、意識不明の重体になったという。この女性は、今はすでに症状は回復している。
 女性は、その後も石けんを使い続けていたが、先月半ば、茶のしずく石けんの小麦アレルギー問題記事を新聞で読み、病院に行ったところ、この石けんが原因のアレルギー症状だと分かったという。
 製造販売会社によると、石けんは平成17年から去年12月までに4650万個が出荷されたが、そのうち8万個が消費者の手元に残っているとみられ、会社はこれらの回収を進めている。
会社側では、対象商品は昨年12月7日まで出荷された分であり、それ以降に出荷された分には小麦成分は入っておらず、そうした問題も発生していないという。

<マスコミの弊害>
悠香は、「あきらめないで」の広告を、大々的に行っていたことから、昨年12月同社で小麦アレルギーが問題となり、HP等で「重要なお知らせ」(下に掲載)にてユーザーに呼び掛け、10月15日には厚労省から小麦アレルギーが成分含有の石鹸にもある旨、公表されたにもかかわらず、マスコミは一切、当問題を取り上げないどころか、本年になってもまだ新聞広告やTV-CMは継続されていた。

当問題がクローズアップされたのは、医薬部外品の石鹸であり、「茶のしずく石けん」の小麦アレルギー問題がアレルギー学会で取り上げられ、当学会から厚労省が通告を受け、厚労省が本年5月20日に「悠香が自主回収」の見出しで公表したことから、マスコミでは問題として始めて取り上げられた。

当問題は、公的機関から社名まで掲載されない限り、こうした問題を報道しないというマスコミ・テレビの利益最優先・国民無視・消費者無視姿勢が、問われる問題ともなっている。当然、悠香は5月20日以前に新聞広告やTV-CMは止めていたが。

<昨年10月15日付、厚労省リリース>
石鹸についても小麦成分によるアレルギー問題を把握していた厚労省が、マスコミ報道機関向けのリリースした文面
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000uaiu-img/2r9852000000uamo.pdf

<本年5月20日に厚労省が発表した悠香の自主回収報告書>悠香のHP参照
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001cv6i.html

<参考、小麦アレルギー情報センター>
http://www.allergy.go.jp/allergy/flour/005.html

<悠香の対策遅れ>
悠香に至っては、医薬部外品として小麦成分(加水分解小麦末)を除いた成分に変更して再承認を厚労省から、昨年12月8日以降に出荷した分の石鹸について受けており、その変更登録に要する時間である約2ヶ月、それ以前に問題発生の事実を知っていたと思われる。
そうしたことから最低でも昨年7月頃には、お客から小麦アレルギー健康被害の報告を受けていたと思われる。その間、納品し続けた行為は、見逃せない問題でもある。
昨年12月11日同社は、厚労省による10月15日小麦アレルギーの公表を受け、HP掲載し、自社製品での問題発生はないと記述していた。

2010年12月11日に悠香がHPで公表した内容(原文どおり)
【大切なお知らせ】
茶のしずく石鹸につきまして、より安心してお使い頂けるようになりました。先刻もご
報告しておりましたように、小麦由来成分(加水分解小麦末)を含有する製品につきまして、化粧品などでも、パンや麺類を食べるのと同じように、ごく稀にアレルギーを発症したと疑われる事例が厚生労働省※より報告されておりました。
弊社におきましては、小麦にご不安を持たれている方にも安心してお使い頂く為に、12月8日出荷分より、小麦由来成分を除いた商品をお届けさせて頂いております。泡 の質もさらに追求して、小麦由来成分の替わりにシルク由来の成分を厳選配合しておりますので、よりなめらかな泡洗顔をお楽しみいただけるものと存じます。
なお、商品のお取り換え等につきましてご希望のお客様は、0120-64-4318までお気軽にお問い合わせください。これまで以上に高品質になった「茶のしずく石鹸」を今後ともよろしくお願いいたします。

<厚労省の責任はどこに>
厚労省は、医薬部外品の悠香の「茶のしずく石けん」に付き、成分変えの申請を最近2回受け付けているものと思われる。1回目は加水分解小麦末を含有させた昨年4月以前、2回目は問題が発生して、昨年12月以前に加水分解小麦末を含有しない石けんに変更した時である。厚労省の審査官がちゃんと、審査していれば、加水分解小麦末の含有については、アレルギー問題の注意勧告をしたはずであるが、何のチェックもせず、スルーパスさせたのであろう。

<今の「茶のしずく石けん」は安心使用>
なお、悠香が12月8日以降出荷している「茶のしずく石けん」は、加水分解小麦末を使用しておらず、アレルギー反応を示す恐れのある成分は含まれていない、こうした心配はなく安心して使用できる。念のため申し添える。
 

[ 2011年8月15日 ]
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