アイコン (株)進栄フーズの破綻について

他県勢に市場を奪われる

熊本生鮮市場

破綻企業 :(株)進栄フーズ
本店所在地:熊本市神水2-11-16
 店 舗 :「熊本生鮮市場」清水店・長嶺店・小峯店・神水店、「バンビ」秋津店
代 表  :平野兼次
設 立  :昭和59年7月
資本金  :3,375万円
株 主  :平野兼次
業 種  :食品スーパー経営
従業員  :29名
売上高  :(平成23年4月期)約36億65百万円。
販売先  :一般顧客
仕入先  :亀井通商(←国分関連)、白石、熊本ヒルコ、熊本県酪連、ヤマエ久野、ドウシシャ、村本鶏卵、あわしま堂、熊本県中央食糧、福留ハム、村本鶏卵など(過去取引していた会社であり、現在の取引は不明)
取引銀行 :熊本ファミリー銀行(水前寺)、熊本中央信金(本店)、商工中金(熊本)、三菱東京UFJ銀行(熊本)など

 

 

 

破綻状況 :8月31日事業停止 自己破産申請準備中。
代理人弁護士:津留清弁護士(熊本市紺屋今町2-1 コーヨービル5階、津留山村法律事務所、電話096-312-8511)ほか。
負債額  :約10億44百万円。

 同社は、昭和59年7月に設立された食品スーパー。「バンビ御幸店」を皮切りに「バンビ」の屋号で店舗展開。その後の平成9年「バンビ」屋号を「熊本生鮮市場」に変更した。平成18年4月期には11店舗で約65億円の売上高を計上した。
 しかし、各店舗の近隣に鮮ど市場やゆめマートなど地元勢のほか、資本力が全く異なるマックスバリュー・マルミヤストアー・ハローデイ・マルキョウなどの他県勢が熊本市場に押しかけ、競争が激しくばかり、消費不況も重なり平成23年期の売上高は約36億円まで下落、連続して赤字に至っていた。
これに対し、同社は帯山店・みずき台店・本山店など不採算店を閉鎖、清水店・長嶺店・小峯店・神水店・バンビ秋津店の5店舗体制とした。しかし、平成22年9月に出店した小峯店は、流通の激戦地でもあり、計画通りに売上高が上がらず、他店舗も売上高が漸落傾向のままであった。同社は、消費不況からの回復もなく、先行きの見通しも立たないことから、最悪の自己破産の道を選択した。
 

[ 2011年9月 5日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索