アイコン まだ生きていた シルバー精工(株)/民事再生

ハゲタカに弄ばれ続けた編機製造のシルバー精工(株)(東京都中央区日本橋小網町18-11、代表:嶋田彰)は9月27日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
 
申請代理人は鈴江辰男弁護士(電話03-3517-6885)ほか。監督委員には大川康平弁護士(電話03-3274-2571)が選任されている。負債額は約12億円。

同社は、昭和27年10月編み機製造を目的に設立された会社。ミシンなど編物・織物機械の製造販売を手がけ、昭和39年に東証へ上場。
その後タイプライターなども手掛け、昭和59年には東証1部に指定された。売上高も輸出が好調で平成3年には約140億円を計上していた。
しかし、バブル期に入り国民の生活環境が大きく変わり、主力のミシン需要が大減退して、情報機器や家庭用電気製品の製造へ主力業務を移行させたが軌道に乗らず、大赤字を連発。実質破綻していた。しかし、同社は上場会社であり、ハゲタカのおもちゃになり増資や私募債を発行し続け、資本金は175億511万2967円に至っていた。とどの詰まり、昨年不渡りを連続して出し、銀行取引停止処分を受け、本年1月上場は廃止された。 
その後も渋とく企業としては生き残っていた。
民事再生の可能性としては、製造等の事業をしているならば、少しの可能性はあるが、過去の経営陣は一掃、周辺輩も一掃するため即100%原資が前提であろう。

[ 2011年9月29日 ]
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