アイコン (株)クスト/民事再生法適用申請

10月28日、仮設資材・中古電子部品販売の(株)クスト(所在地:東京都台東区浅草橋3-15-8、代表:杉森尊裕氏、資本金:5500万円、平成13年10月設立)は、東京地裁へ民事再生法の適用を申請、保全命令を受けた。負債総額は、約12億1100万円が見込まれている。

申請代理人は、向山文俊弁護士(所在地:東京都千代田区有楽町1-6-4・電話:03-3595-2070)ほか、監督委員は山崎和代弁護士(所在地:東京都世田谷区北沢2-24-6・電話:03-3460-5125)。

同社は平成13年10月設立されたアルミ製建築資材の輸入業者。他に中古液晶製品や中古機械の輸出業務に携わり、平成20年9月期には約14億円の売上高を計上していた。
しかし、リーマン・ショックから建設関連のアルミ資材の販売が低迷し、 その後、2008年12月から足場仮設の組み立て、解体、レンタルを一手に引き受ける工事事業も開始したが、リーマン・ショックによる業界不振で販売は低迷していた。そうした中、平成21年に、取引先のアルマックスが民事再生を申請して経営破綻、4億円以上の焦げ付きが発生した。その後、なんとかやってきたが、建設関連資材の販売が、東日本大震災の影響から低迷して今回の事態に至った。
 

[ 2011年11月 7日 ]
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