アイコン 集団食中毒の(株)フーズ・フォーラス 特別清算申請へ

(株)フーズ・フォーラス [石川]  焼肉店経営
http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1215478_1588.html

特別清算申請へ / 負債総額 19億6369万円

~集団食中毒で営業停止~

TSR企業コード:59-020742-3

平成23年4月に富山、福井など4県で死者5人を含む計181人が発症した集団食中毒事件により営業継続が困難となり、7月8日に解散した(株)フーズ・フォーラス(金沢市入江2-82-1、設立平成10年9月、資本金4000万円、勘坂康弘前社長)は、24年2月17日に特別清算を申請する予定であることが判明した。代理人は小野聡弁護士(かつま法律事務所、千代田区神田小川町1-1山城ビル6F、電話03-3518-4591)。
負債総額は19億6369万円。

平成9年5月、勘坂社長の出身地である高岡市で創業。「焼肉酒家えびす」の屋号で積極的に店舗展開を行い23年3月期では20店舗体制となり売上は20億円を突破した。しかし、4月に砺波店などで集団食中毒により死者が発生し信用を一気に失墜、5月6日には富山県警などが本社や関係店舗を業務上過失致死容疑で強制捜査に踏み切り、砺波店など4店舗が無期限の営業停止処分を受けた。他店舗も営業を自粛していたが、営業再開には各自治体などが難色を示していた。このため店舗の再開は困難と判断し、事後を弁護士に一任していた。 

 当社が12月15日に被害者らに発送した文書によると、11月末時点では被害者の治療費や慰謝料などを含めた負債総額は19億6369万円に膨らんでいる。一方、資産は店舗の売却代金と保険金などを合わせても1億5445万円にしかならず、18億円以上の債務超過となっている。牛肉を納入していた東京都内の卸売業者に対しては、12月13日に東京簡裁に3億円の損害賠償を求める調停を申請した。  

 そうした中、被害者に対し優先的に弁済するためには、特別清算の中で債権者の放棄、あるいは債権者会議で被害者優先の返済計画の承認を得るという方法しかないという結論に至った。

 なお、24年2月18日午後から福井市、2月19日午前に高岡市、同日午後から金沢市にて、2月25日午後から横浜市で被害者向けの説明会を予定している。また被害者以外の一般債権者向けの説明会は2月20日金沢市で開催の予定。

[ 2011年12月19日 ]
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